2020-01-01から1年間の記事一覧

talking to vegetables

さて、季節は気付かないうちに過ぎてくもので、今年もこういつの間にか、11月が終わろうとしてやっと気づくのだ。蝉の声がしなくなって、木々が赤くなっていって、街行く人々が厚い外套を着込む様になってきて。あれ、もう今年も終わりじゃないの! 僕は夏終…

THANK YOU MY GIRL

文章を書くことで助かっていると誰かが僕に言ったが、それはそうかもしれない。友人と話していても、或いはアルバイトや勉強をしていても、とにかく何をしていても鬱屈とした気持ちの中で泳ぎつづけている。息継ぎのない潜水遠泳。いつまでもこのままでは、…

失うとは、あったということ

読書会をした。みんなは本を読むのが上手いなァ。僕は今年22歳で(僕がもう22歳?信じられる?)、当然に本の一冊や二冊読むことは容易いことなのかもしれない。だけど、僕は本を読むことが得意じゃ無い。数を読んでマシになるような、漢字を覚えて、あるいは…

夏の終わりの夢の日記

今年もまた、暑い暑い夏が終わりかけていて、終わりがけスクーターで感じる風の匂いも、葉の隙間を刺すようにあったコンクリートへの反射も、今日はなかった。 セミが鳴かなくなったのはいつ頃だったんだろう。気がつけばセミの音がしなくなっていて、少しか…

僕と煙草

実は、煙草について僕は文章を書くのが初めてである(今はそれについて話すことさえほぼ無い)。何故ならば、それは当然に吸うものとして喫んで初めて意味を持つ行為だと、わかっていたし何よりも僕らは初等教育の時から喫煙防止の為の教育を受けていた。その…